8月3日に行われたパリ五輪の女子サッカー準々決勝で、米国に0対1で敗れた日本代表チームが、5日に羽田空港に帰国しました。その際、チームのエースであるエムエ谷川桃子選手が体調不良によりベンチ外となったことが話題となりました。日本サッカー協会(JFA)の関係者によると、選手村内でコロナウイルスなどの感染症が蔓延していることが確認され、選手たちが感染リスクにさらされていたことが明らかにされました。
選手村での感染リスクは、ブラジル戦後にいくつかの選手が体調を崩したことからも明らかです。選手たちは試合ごとに選手村に出入りしていたため、感染の可能性が指摘されています。
特に米国戦の前には、選手村に再び入る予定だったものの、選手数が限られていたためホテルでの宿泊を余儀なくされるという事態に見舞われました。
選手村での生活環境は、想像以上に過酷なものでした。エアコンがない部屋、騒音、そして不味い食事。これらが選手たちのパフォーマンスに影響を与えたと考えられています。食事に関しては、肉料理や卵が不足しており、特に体力を必要とするアスリートたちにとっては深刻な問題でした。英国やドイツの選手団は、自国からシェフを招いて食事を提供するなど、独自の対応を迫られました。
また、エアコンのない部屋での暑さに耐えられない選手たちは、各国が自費でポータブルエアコンを導入する事態にまで発展しました。
一部の選手は、エアコンが設置されていないため、バルコニーのドアを開けたまま寝ることを余儀なくされるなど、環境の悪さが露呈しています。
エアコンがないだけでなく、選手村の食事も劣悪とされ、選手たちの間で不満が噴出しました。特に肉料理の不足は深刻であり、アスリートたちにとっては栄養摂取が生命線となるだけに、満足な食事が提供されなかったことは大きな問題です。ドイツのホッケー男子代表選手、クリストファー・ルーア選手も、食事のレベルの低さを控えめに「最悪だ」と批判しています。
さらに、選手村内でのセキュリティ問題も深刻です。複数の窃盗事件が報告されており、特に日本ラグビー7人制男子代表選手の宿舎で現金や貴重品が盗まれる事件が発生しました。
また、オーストラリアのフィールドホッケーチームのコーチがクレジットカードを盗まれたケースもあり、選手たちは厳しい環境下での生活を余儀なくされています。
さらに、各国からの批判を招いているのは、フランスチームが冷房完備の部屋で過ごしていたという事実です。この事実が明らかになったことで、他国の選手たちからは不公平だという声が上がり、議論が巻き起こっています。選手村内の多くの設備が再利用可能なダンボール製であるなど、持続可能性を重視している一方で、選手たちの基本的なニーズが満たされていないという指摘がされています。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=4y26Cq12eDc&t=5s,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]