ドラマ好きの皆さん、こんにちは。今回は、ヤバすぎる理由で再放送が禁止された懐かしいドラマに焦点を当て、8つの作品を取り上げていきます。これらのドラマは放送当時、多くの視聴者に愛され、強いインパクトを与えましたが、現在では再放送されることがなく、幻の作品となってしまいました。それでは、早速紹介していきましょう。
まず紹介するのは1996年に放送された『銀狼怪奇ファイル』です。主演は当時のアイドル、堂本光一さん。IQ220の天才人格「銀狼」と普通の高校生「康介」、この二つの頭脳を持つ少年が奇怪な事件を解決していくサスペンスミステリーです。特に第1話の「首なしライダー」のエピソードが印象的でした。
しかし、このドラマは再放送されていません。その理由は、1997年に発生した「神戸連続児童殺傷事件」との関連です。事件の内容がドラマのエピソードと重なる部分があり、視聴者に不快な印象を与える恐れがあったため、封印されることとなりました。また、猟奇的なシーンが多かったことも、再放送が難しい理由の一つとされています。
次に取り上げるのは、1995年に放送された『金田一少年の事件簿』です。主演は堂本剛さんで、彼の金田一一(はじめ)は今でも多くのファンに愛されています。しかし、このシリーズの一部エピソードは再放送禁止となっています。
第1話「異人館村殺人事件」に登場するトリックが、島田荘司さんの小説『占星術殺人事件』のトリックを流用していると指摘されたのです。この騒動により、第1話だけが再放送できないエピソードとなりましたが、シリーズ全体としては依然として高い人気を誇っています。
2015年のNHK連続テレビ小説『まれ』も、再放送が難しい作品の一つです。このドラマは、土屋太鳳さん主演で、洋菓子職人を目指す少女の成長物語でした。石川県の美しい風景と、感動的なストーリーが話題となりました。
しかし、主要キャストの高畑裕太さんが2016年に不祥事を起こしたため、再放送が困難な状況となっています。この事件は不起訴にはなりましたが、彼の出演シーンが問題視され、地上波での再放送はほぼ不可能となっています。
次に紹介するのは、1994年に放送された『17歳 at seventeen』です。
主演は内田有紀さんで、高校生たちの友情や恋愛が描かれた青春ドラマです。当時の若者に強く支持され、人気を博しましたが、再放送は行われていません。
その理由は、ドラマ内で未成年が飲酒や喫煙をするシーンが頻繁に登場していたためです。現代のコンプライアンス基準では、こうした描写が許されないため、再放送が困難とされています。
1994年に放送された『禁断の果実』も再放送が難しいドラマの一つです。この作品は、近親相姦をテーマにした非常にセンセーショナルな内容で、田中美佐子さんと岡本健一さんが主演を務めました。親からの虐待や家族間の複雑な人間関係を描いており、放送当時も物議を醸しました。
現在、このドラマは映像作品としてもDVD化されておらず、どの配信サービスでも見ることができない幻の作品となっています。
時代劇ファンにはお馴染みの『鬼一法眼』も再放送が困難な作品です。1973年から1974年にかけて放送されたこのドラマは、主演の若山富三郎さんが演じる「鬼一法眼」が、賞金稼ぎとして仇敵を探しながら旅をするというストーリーです。
しかし、タイトルに使用された「押し」という言葉が、現在の放送禁止用語に抵触するため、再放送ができなくなりました。DVD版ではタイトルが変更されていますが、地上波での再放送は実現していません。
1997年に放送された『それが答えだ!』も、出演者の不祥事により再放送が難しくなったドラマです。主演は三上博史さんで、藤原竜也さんや深田恭子さんの初々しい姿も話題となりました。しかし、生徒役の尾関渉さんが暴行事件を起こし、これが原因で再放送が中止となりました。
ドラマ自体は感動的なストーリーで評価も高かったため、非常に残念な結果となりました。
最後に紹介するのは、1998年に放送された『神様、もう少しだけ』です。このドラマでは、深田恭子さんがHIVに感染する女子高生を演じ、金城武さんとの切ない恋愛が描かれました。視聴率も高く、話題作となりましたが、再放送はされていません。
理由は、性的描写やセンセーショナルな内容が多かったためです。HIVに関する啓発ドラマとしての側面も持っていましたが、描写の一部が現代の放送基準に合わないと判断され、封印されてしまいました。